【トレンド】節電、節水の次は節ガス?どうなるエネルギー不足問題

こんにちは、ふぁるこんです!

今回はトレンド回です!

経済産業省が7月11日、都市ガスの節約を呼びかける初の「節ガス」についての制度設計の議論を行ったというニュースがありました。

節水については最近、大きなニュースとなることはありませんが、節電については、冷房器具を使う時期であるためよくニュースになっていますね。

そこに加えて、新たに「節ガス」に関する制度ができるかもしれないということでした。

一体どういうことなのか見ていきましょう!

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節ガスはどのような制度になりそうか

節電の要請に関する仕組みはありますが、いままで節ガスについての仕組みはありません。

今回、ウクライナ情勢の悪化に伴うロシア産ガスの輸入途絶などのリスクに備えるためにこのような議論がなされたとのことです。

まだまだ具体的な内容については決まっていないようですが、話された内容は以下のようです。

国の担当者は需給がひっ迫した場合には、まずは利用者に自主的に節ガスに取り組んでもらい、それでも改善しなければ、電力と同様に数値目標を定めた節ガス要請が必要だと説明しました。

さらに、こうした対応でもガスが足りない危機的な状況になった場合は、使用量が多い製造業や大規模な商業施設などを対象に、使用を強制的に制限する手段も検討すべきだとしました。

NHKニュース

逼迫度合いで3段階での対策になりそうです。

①家庭や企業に広く自主的な節ガスを求める

②大口企業に個別に需要抑制を要請する

③大口企業への使用制限令を行う

ただし都市ガスの需要が大きい工場やインフラ事業については、使用を制限すると事業自体に影響が出てしまうため電気や石油といった事例や海外の事例を参考に検討をしていくとのことでした。

ガスの逼迫が予想されるのは、冬です。法整備も含めた対策を冬までに行っていくとのことです。

節ガスが必要になるのはウクライナ情勢の悪化のため

最近、ニュースではあまりウクライナ情勢が流れなくなりましたね。
それどころではないからかもしれませんが。

今回節ガスが必要に迫られているのは、ウクライナ情勢の悪化の影響を受けているからです。

ウクライナ情勢が悪化するなか、都市ガスの原料となるLNG(液化天然ガス)の供給不足が懸念されています。

理由は、ロシアのプーチン大統領が極東のガス開発事業「サハリン2」を、ロシア企業主体に変更する大統領令に署名したからです。

1つずつ確認していきます。

LNG(液化天然ガス)

株式会社シーエナジー参照

根本的な要因ではありませんが、節ガスが迫られているのは都市ガスの供給不足の心配があるからです。

その都市ガスの原料がLNG(液化天然ガス)です。

液化天然ガスは、天然ガスを1気圧の下で-162℃まで冷却し液化させたものとなります。

なぜ液化するのかですが、液化すると体積が約600分の1になるからです。体積が非常に小さくなるためタンクローリーや鉄道での輸送が可能となります。

写真はサハリン産液化天然ガスを載せた船のようです。

この液化天然ガスの生産量でロシアはアメリカに次ぐ第2位となっています。逆に日本はロシアなどからの輸入に頼っているため今回のようなことが起きた時に弱い立場となってしまいます。

では今回の根本的な要因となっているサハリン2とはどういうものなのでしょうか?

サハリン2

日本経済新聞より

サハリン2とは、日本の企業も出資するロシア・極東の石油・天然ガス開発事業のことです。

ロシアのプーチン大統領はこの事業に対し、すべての権利を新設するロシア企業に譲渡する大統領令に署名しました。

サハリン2で生産される液化天然ガスは日本の年間輸入量の10%を占めるため、日本企業が排除されると供給不足となる恐れがあるということですね。

下記は、三菱商事のホームページより抜粋したサハリン2についての内容となります。

サハリン2プロジェクトは、当社・ロシア国営ガス会社Gazprom・Shell社・三井物産株式会社の4社が出資する石油・ガス複合開発事業です。

プロジェクト会社であるサハリンエナジーは、サハリン北部の油田より原油を生産しており、原油生産能力は日量15万バレルです。また、サハリン北部のガス田より産出する天然ガスの液化も行っており、年間960万トンのLNG生産能力を有しています。当プロジェクトは2008年に原油の通年生産・出荷、2009年にLNGの出荷を開始しています。

サハリン2プロジェクトは生産するLNGの約6割を日本向けに供給しており、日本にとって地理的に近いロシア極東に位置することから、エネルギー安全保障上の意義が大きいプロジェクトです。

三菱商事ホームページより

日本からは三菱商事以外にも三井物産が出資をしているとのことですね。英シェルについては今年の3月に撤退していたようです。

一般市民は大人しく節ガスの方法を考えるしかない!

見出しの通りで、正直なにもできませんよね…。

なので節ガスの方法を考えていきましょう!節ガス要請のない今ならガス代を浮かすことにも繋がります。

是非参考にしてください!

お風呂に溜めるお湯の量を減らす

皆さんはお風呂のお湯をどのくらいいれていますか?

私は8割位いれていました。
浸かる時にお湯が溢れてしまうくらいいれている方もいらっしゃるのはないでしょうか?

入浴する際、湯に肩まで浸かる全身浴か、おへその上まで浸かる半身浴かで、その作用は変わります。

半身浴の場合、下半身にだけ水圧がかかり、足に滞っていた血液を効率よく心臓に戻すことができます。

全身浴は短時間で体を活性しますが、その分体への負担も大きいのがネック。

体への負担の少ない半身浴の方が効率もよく、しっかりと全身に血液を巡らせることができるのです。

お湯の温度も疲れをとる重要なポイントです。

42度以上の熱い湯は、交感神経が活発になってしまうため、その後の睡眠に悪い影響が及んでしまうことも。もし熱い湯に浸かる場合は、浸かる時間を5分以内にするなどの調整が必要です。

38〜40度のぬるい湯は、副交感神経を刺激することでリラックス作用をもたらしてくれるので、疲れをとるにはぬるめのお湯の方がおすすめ。

ぬるめのお湯で20分程度の入浴が、体に負担が少なく、全身がくまなく温まる入浴法なのです。

大正製薬商品情報サイトより抜粋

抜粋した文章が長くなってしまいましたが、上記は効果的なお風呂の入り方です。

今回のテーマにおいてポイントは2つ♪

①体への負担の少ない半身浴の方が効率もよく、しっかりと全身に血液を巡らせることができること

②38〜40度のぬるい湯は、副交感神経を刺激することでリラックス作用をもたらしてくれる

節ガスにもなりますが、入浴方法的にも温度を低くし、お湯の量を減らすことがオススメのようですね♪

複数人が連続で浸かる場合はなるべく時間を空けない

例えば4人家族の場合、夜6時位から沸かして最後の人が11時位に入るとなるともう一度沸かし直すご家庭もありますよね?

仮に3回追い焚きで1℃上げたとしたら大体1日で、約10円くらいかかってしまいます。

できる限りぬるくならないように時間を空けずに入浴していくことがオススメです。

また余談になりますが、就寝直前の入浴は睡眠の質を下げるため夜遅くの入浴はやめておきましょう!

お風呂の蓋はこまめに閉める

☝のような感じの蓋をお持ちですか?
お風呂場に蓋がない人は必ず買っておきましょう!

その上でその蓋をこまめに閉めることを推奨します!

蓋を閉めるのと閉めないときの保温効果は非常に大きいです。
冷めた時に追い焚きをすると思いますが、温度を1℃上げるのに2.3円かかると言われています。

それを繰り返すと年間で数千円変わってきてしまうため節ガスのためには有効ですよ!

身体を流すときは湯船を利用する

身体をシャワーで洗う人が多いと思います。

しかしシャワーって水がたれ流しですよね…。

ですのでお湯の量をコントロールするためには湯船のお湯で流すことがオススメです。

髪の毛はしっかりと流したいということであれば髪を洗うときはシャワーみたいに分けるのもいいかもですね!

お風呂で使える節ガスグッズ3選

風呂フタ


まずは先程もご紹介しました風呂フタです。

やはり高いものは保温効果も抜群でカビにくいです。

そこまで高いものでなくてもいいので風呂フタは必ず買っておきましょう!

節水シャワーヘッド


え?節水?と思われるかもしれませんが、お湯の量を減らすのは節ガスだけでなく節水にも繋がります!

上記の商品は節水効果が最大で70%あるという商品で、また手元ですぐにオン・オフできるのもいいですね!

最近はシャワーヘッド変える人が増えています。

良ければ調べてみてください♪

お風呂の保温器


こちらはお風呂の保温器です。

あまり馴染みのないものだと思いますが、使い方は簡単です!

電子レンジで温めてお風呂へと投入するだけで効果が得られるものです。

特に家族が何人もいて、追い焚きをしないといけなかったり、家の昨日として追い焚きがなかったりする場合は効果的ですよ!

コンロの火力は鍋の大きさに合わせて使う

強火だと鍋底から火がはみ出している。なんてことはありませんか?

ガス代が高いご家庭の特徴として鍋に対して火力が合っていない。ということがあるようです。

やり方はそこまで難しいことではなく、鍋の大きさを見て火力を変えるだけです。火が鍋からはみ出していたら中火くらいにするのがオススメです!

また余談になりますが、鍋は火に触れる面積大きいほど節ガス効果が期待できます。

鍋底の広いものの使用がオススメです!

お湯は電気ポッド・下処理は電子レンジを

トータルで考えると電気を使ったほうがガスのみよりもコストは掛からないようです。

※電気代の上がっているいまは正直わかりません。

また電化製品での調理のほうが素早く、簡単にできるものも非常に多いです。

コスト面だけでなく調理の短縮・簡易化に繋がります。

もう主婦(夫)の方には釈迦に説法だと思いますが、下茹で時やスープを作るときなどは電化製品の利用でガス代を抑えていきましょう♪

食器洗いは節水・節ガスのチャンス(グッズもご紹介♪)

食器洗いを水でやるかお湯でやるか悩みますよね…。特に冬は。

ただお湯の使用は節ガスを行う上では大敵となります。

食器洗いを1分行うと使う水の量は12Lだそうです。
寒い冬場は冷水から温かい温度に上げるため夏場よりもガスが必要となります。

お湯を使うときは、油汚れなどがこびりつき取れにくいときですよね。できるだけ使ってすぐの取りやすい時に洗うなどして工夫が必要です。

洗い物を減らすというのも1つの手段としてありますが、難しいと思います。

その時はシャワーヘッドのようにキッチンの蛇口を変えるのも1つ。意外と安く、効果が期待できますよ♪


まとめ

よく家計を楽にするための節約は効果がないということを聞きますが、今回の場合は水不足や電気不足、ガス不足になるかもそれないという状況での話となります。

なら今から備えておけるといいよねっていう趣旨になりますのでご理解ください。

ただ今後本当に節ガスが要請された時、ご紹介した商品とか売り切れちゃいそうですね。

できるのであれば、杞憂で終わって欲しいですがウクライナ情勢がどうなるかわからない今最悪の事態も考えておくべきですね。

それでは今回はここまでです。
最後まで見ていただきありがとうございました!

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