「ランニングシューズどれがいいの?」
よくランニングを初めようとする人に聞かれることです。
気軽にはじめることができると言われているランニング。ウェアなどお金をかけれなくても揃えられるという点においてお手軽なスポーツと言えます。
しかしランニングシューズについては違います。
思い浮かべる普段の靴よりも少し値段が張ります。
また大体購入から半年〜1年ほどは共にするシューズ。
しっかりと自分に合うランニングシューズを選び、快適なランニングができるようにすることが大切です。
今回はそんなランニング生活の第一歩であるランニングシューズについてご紹介します。
- ランニングシューズメーカーについて
 - ランニングシューズの選び方
 - メーカー別おすすめのランニングシューズ
 
以上のラインナップとなります。
ぜひ参考にしてみてください!
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初心者ランナーにおすすめのシューズメーカー
ランニングシューズのメーカーは数多くあります。
国内外のメーカーを合わせると数十のメーカーがあるでしょう。
実際のシューズを見る前に「そもそも何のメーカーがいいの?」となりそうですよね。
ですのでまずは初心者ランナーにおすすめのシューズメーカーをご紹介します。
- asics(アシックス)
 - mizuno(ミズノ)
 - NIKE(ナイキ)
 - adidas(アディダス)
 - HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)
 
asics(アシックス)

日本人にとって最も馴染み深く人気なメーカーです。
初心者ランナーからレース用のシューズまで幅広く対応し、様々なラインナップがあるのも特徴です。
また高橋尚子さんなど歴代の有名ランナーが愛用していたことも話題になりました。
日本人の足によく合う
日本人の足は、幅広甲高と言われています。
最近は他のメーカーもだいぶ幅広のシューズが出てきていますが、asicsならレギュラー(2E)・ワイド(3E)・スーパーワイド(4E)から選ぶことができます。
高いクッション性と耐久性
asicsは他のシューズメーカーよりもクッション性や耐久性に優れています。
特にかかと側にあるクッション素材「GEL(ゲル)」はゼリー状で他のメーカーのクッション素材よりも摩耗が少ないため長期間クッション性を維持できます。
最近はクッション性はそのままで軽量のクッション素材が出てきているためクッション性も高く軽量なシューズが増えています。
mizuno(ミズノ)

asics同様に国内での人気メーカと言えばmizuno。
日本人の足にフィットするランニングシューズが数多く開発されています。
機能性が非常に高く、比較的レーシングシューズが人気なメーカーです。
ランニングシューズだけでなく野球などのスポーツ用品メーカーとしても有名ですね。
日本人の足によく合う
asics同様、特徴的な日本人の足に合うように研究されているためよくフィットします。
幅広の方でもフィットするようにワイド(3E相当)、スーパーワイド(4E相当)があります。
また細い人向け用にスリムもあり、幅広いラインナップが特徴です。
高いクッション性と安定性
mizunoのクッション素材といえば、「MIZUNO WAVE(ミズノウエーブ)」です。
波上のプレートで着地時の衝撃を分散し、走行時の安定性も高めてくれるすぐれものです。
軽いという特徴もあり、他のクッション素材との組み合わせで高い機能性を生み出しています。
NIKE(ナイキ)

ランニングシューズ市場にここ数年、カーボンプレートブーム。厚底ブームを起こしたメーカーです。
言わずもしれた世界のトップブランドです。
知名度や人気はトップクラスですが、欧米の方向け設計されているため横幅が狭いため注意が必要です。
クッション性が高いのに軽い
NIKEのシューズには「Zoom Airユニット」というクッション素材が使われています。
こんなに厚いのに軽い!という声が出てくるほどクッション性が高いのに軽いシューズが多くなっています。
以前はすぐに中の「エア」が抜けてしまっていましたが今では耐久性についても改善されつつあります。
ちなみに有名なレースシューズ「アルファフライネクスト%」などには改良された「Zoom Air Pods」という素材が使われています。
走りやすさを追求した作り
NIKEのシューズは他のメーカーと比較しても走りやすさを追求しているメーカーです。
例えば、かかと側からつま先側に向けての高低差や地面に設置する部分のグリップ性などです。
前に進む感覚をより味わいたい方はNIKEがおすすめです。
adidas(アディダス)

現在は下火となっていますが、日本のマラソンブームを支えたシューズメーカーであるadidas。
下火になっていると言っても依然として人気の高いメーカーです。
adidasと言えばモチベーションの上がるそのデザイン性の高さ。
他ブランドにはないカラーリングやデザイン性でランニングを彩ります。
街歩きにも使えるデザイン性の高さ
私服と合わせることもできるほどカジュアルに履けるのがadidasの特徴。
最近のレーシングシューズは機能性が高くなり、歩くと違和感が出ますが初心者向けのシューズであれば普段履きとしても使えます。
それくらいにおしゃれに履くことができるため、ランニングを彩り、楽しく行うことができます。
女性専用モデルも多々あり、女性人気が高いメーカーです。
高いグリップ力とクッション性
adidasのシューズには「コンチネンタル」というタイヤメーカーが開発した自動車やレース用の自転車にも採用されている素材が使われています。
悪天候時はもちろんですが、力を逃さないグリップ力が特徴です。
またadidasと言えばクッション性。
反発力は比較的弱いですが、高いクッション性で足を保護します。
プラスと伝えるなら高機能なのに軽量ということでしょうか。
HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)

2009年に誕生したフランスの新興ブランドです。
ブランド名はニュージーランドのマリオ族の言葉「さあ、飛ぼう」が由来となっているそうです。
見て分かる分厚いミッドソールと独特のデザインが特徴です。
クッション性が非常に高い
シューズの多くを占めるミッドソールは飾りではなく高いクッション性を誇ります。
そして分厚い見た目とは裏腹に軽量なシューズはクッション性を重視する方には必見のブランドです。
またその他の機能も充実しています。
「メタロッカー」というテクノロジーです。
靴底にカーブを設けることにより着地を妨げず、まるで車輪のように推進力を生み出す作りとなっています。
ランニングシューズの選び方
ランニングシューズを選ぶ上で重要なのはメーカーではありません。
もちろんテンションの上がるシューズ選びが重要ですが、どうせなら自分の足にあったシューズを選びたくないですか?
ここではランニングシューズを選ぶ上でポイントとなる観点をご紹介します。
- サイズ(足長・足囲)
 - ソール(クッション性・硬さ)
 - アッパー(伸縮性・通気性)
 - 足形3タイプ
 - 走り方で選ぶ(中級者編)
 - 価格
 - 使用シーンで選ぶ
 
今回は上記中の上4つの観点について確認していきます。
基本となるところのためしっかりと抑えてシューズを選ぶことがおすすめです。
サイズ(足長・足囲)
スニーカーなどを買う際もサイズを確認してから購入すると思います。
ランニングは足への負担が大きいため、ランニングシューズの場合はより細かく確認する必要があります。
確認ポイントは2つです。
- 足長(いわゆる靴のサイズ)
 - 足囲(ワイズ)
 
まず足長(サイズ)についてです。
サイズの目安は「シューズを履いたときに親指が1本入るくらいの余裕があること」です。
つま先がピッタリというサイズやブカブカでシューズの中で足が動きそうというサイズはやめましょう!
正しいシューズの履き方として、まずはかかとをいれます。そのためつま先の余裕度で考えましょう。
またメーカーによって多少、実際の大きさが異なるため注意が必要です。
続いて足囲(ワイズ)です。
足囲(ワイズ)とは、親指の側面のでっぱっているところと小指の側面のでっぱっているところを一周させた長さのことです。
日本人はこの足囲(ワイズ)が大きい方が多く、窮屈に感じることが多いです。
メーカーにもよりますが窮屈に感じる場合は、ワイド(3E)やスーパーワイド(4E)と記載のものがおすすめです。
サイズが合わないと靴擦れなどを起こし、走れなくなりますので大切です。
ソール(クッション性・硬さ)
ソールというのは、靴底のことです。
一般的にこのソールは、インソール・ミッドソール・アウトソールの3段構成となっています。
このソールの形や素材、厚さによりランニングシューズが決まると言っても過言ではありません。
初心者ランナーの方はまず「クッション性」と「硬さ」に注目して選ぶのがおすすめです。
ポイントをそれぞれまとめます。
ソールについて考え出すと深く時間がかかります。
そのためまずはこの2つのポイントを抑えたシューズ選びがおすすめです。
より機能の高いシューズが欲しくなってきた際に軽量性やグリップ性などを考えていくといいでしょう。
アッパー(伸縮性・通気性)
アッパーというのは足を包み込んでくれるものです。
このアッパーによってフィット感や履き心地の良さを左右します。
ポイントは2つです。
- 圧迫感を出さない伸縮性
 - シューズ内のムレを防ぐ通気性
 
いろいろな素材がありますが、初心者ランナーの方はまずメッシュ素材のアッパーがおすすめです。
メッシュ素材は適度な伸縮性があり、通気性に優れます。
シューズによってはメッシュ素材+αで素材がついている場合がありますのでテンションの上がりそうなデザインと含めて好きなものを選んでみてください。
足形3タイプ
人の足形は大きく次の3つに分類できます。
- スクエア型
 - エジプト型
 - ギリシャ型
 
この3タイプにより特徴やシューズ選びが変わっていきますのでご紹介します。
特徴
→親指と人差し指の長さが同程度。横一直線に指の長さが揃っている。日本人には1割程度。
シューズを選ぶ際のポイント
→足幅が広い方が多いため、シューズの足囲に注意して選ぶことが大切。
特徴
→親指が1番長く小指にかけて短くなる足形。日本人に最も多い。
シューズを選ぶ際のポイント
→少しつま先に余裕をもたせた大きめのサイズを選ぶことが大切。
※小さいサイズだと外反母趾などになる可能性があります。
特徴
→人差し指が親指よりも長く飛び出した足形。日本人は2割程度。
シューズを選ぶ際のポイント
→比較的どのメーカーのシューズにも合いやすい。基本を抑えたシューズ選びを。
※キツすぎたり、ゆるすぎたりすると人差し指にマメができたり、爪の中で内出血が起こりやすいので注意です。
【22年9月時点】各メーカーおすすめのシューズ紹介
【22年9月時点】での各メーカーおすすめのシューズをご紹介します。
レビューの観点は以下の通りです。
| 項目 | レビュー | 
|---|---|
| ソールの硬さ |      堅い 柔らかい  | 
| クッション性 |      高い 低い  | 
| 通気性 |      高い 低い  | 
| グリップ性 |      滑りにくい 滑りやすい  | 
| 安定性 |      抜群 不安定  | 
| 軽量感 |      軽い 重い  | 
あくまで主観となります。
そのため実際に手に取ったときに違う印象を持つかもしれません。
私の主観で様々なシューズを履いてきた上でのレビューとなりますのでご了承ください。
また の下に注釈もいれているのでご参考ください。
それではご紹介します!
asics:GLIDERIDE3(グライドライド3)
asicsから発売されている走行効率を追求して設計されたシューズの一つです。
ユーザータイプとして、「フルマラソン完走」や「ランキング初心者の練習・レース用」の方が推奨されています。
おすすめポイントは以下の通りです。
- ガイドソールテクノロジーというラクに走るためのシューズ構造
 - クッション反発性に優れた軽量素材の使用で、軽いのにクッション性が高い
 
実際のレビューは以下の通りです。
| 項目 | レビュー | 
|---|---|
| ソールの硬さ |       結構堅い  | 
| クッション性 |       ミッドソールは柔らかい  | 
| 通気性 | |
| グリップ性 | |
| 安定性 |       つま先のカバーはなし  | 
| 軽量感 |       27.0cm→約280g(MEN) 25.0cm→約240g(WOMEN)  | 
見た目は重そうではあるが、ソール部分の素材が非常に軽くクッション性が高いのに軽量というシューズです。
ガイドソールテクノロジーを導入しているということで少しソール部分が硬めです。
反発力が高いわけではないためそこまで足に負担がかかることはないと思います。
mizuno:WAVE RIDER25(ウェーブライダー25)
mizunoから発売されているWAVE RIDERシリーズは25年の歴史があるシューズです。
ランニング入門用のシューズでありつつ、機能性の高いシューズとなります。
普段のランニングからマラソンのレースまで使用可(サブ5まで)です。
おすすめポイントは以下の通りです。
- ガイドソールテクノロジーというラクに走るためのシューズ構造
 - クッション反発性に優れた軽量素材の使用で、軽いのにクッション性が高い
 
実際のレビューは以下の通りです。
| 項目 | レビュー | 
|---|---|
| ソールの硬さ |        つま先部分が柔らかめ  | 
| クッション性 |       ミッドソールは柔らかい  | 
| 通気性 |       アッパーの伸縮性能は高い  | 
| グリップ性 | |
| 安定性 |       MIZUNO WAVE:パラレルウエーブ搭載  | 
| 軽量感 |       27.0cm→約270g  | 
mizunoのシューズと言えば「MIZUNO WAVE(ミズノウェーブ)」。
それがこのシューズにも使用されており、安定感が抜群でクッション性についても十分です。
また「X10(エックステン)」という耐摩耗性が高いアウトソール素材をソール全体に使っているためグリップ力も高く力が逃げにくい構造になっています。
最入門モデルではありませんが、クッション性とグリップ力に優れるこのWAVE RIDER25(ウェーブライダー25)がおすすめです。
NIKE:Nike Air Zoom Pegasus39(ナイキ エア ズーム ペガサス39)
1982年に初期モデルが発売されて40年。
高い走行性能で人気の高さを誇ってきました。そんなNIKEの「ペガサスシリーズ」の最新モデルであるこのシューズは前作の38からフルモデルチェンジしたシューズです。
初心者から上級者の練習用まで幅広く対応できるシューズとなっています。実業団ランナーでも愛用している人がいるほどのシューズとなります。
38からのモデルチェンジにより反発性がより高くなり、スピードを出す方がこのシューズを使いこなせるモデルへとなっていますが、安定性も抜群のため初心者ランナーにもおすすめです。
おすすめポイントは以下の通りです。
- 「Zoom Airユニット」利用したクッション性抜群なのに軽量モデル
 - 高い反発力で練習用からレースまで幅広く対応可能
 
実際のレビューは以下の通りです。
| 項目 | レビュー | 
|---|---|
| ソールの硬さ |       やや硬め  | 
| クッション性 |       ミッドソールは柔らかい  | 
| 通気性 |       アッパーの伸縮性能が高い  | 
| グリップ性 | |
| 安定性 | |
| 軽量感 |       24.0cm→約217g  | 
「Zoom Airユニット」を前足部とヒール部分に2つ利用しているためクッション性が高く、反発力も高いモデルとなっています。
またソール(靴底)についてもやや硬めのため蹴り出したときの推進力にびっくりすると思います。
今回のモデルチェンジで少しスピードが出しやすくなっているためよりスムーズに走れるようになっていますが、初心者ランナーの方は慣れていないこともあり、身体へのダメージを感じやすいかもしれません。
走ることに慣れ始めたランナーについては文句無しでおすすめです。
HOKA ONE ONE:BONDI8(ボンダイ8)
非常に目を引くソールが特徴的な「BONDI8」。
あの大きくふっくらとしたソールは飾りではなく非常に高いクッション性があります。
リサイクル素材の活用にも積極的でこのシューズにもミッドソールとアッパーに利用されています。
おすすめポイントは以下の通りです。
- 最高級のクッション性を誇るシューズ
 - スニーカー用途としても人気で幅広いニーズに応えられる
 
実際のレビューは以下の通りです。
| 項目 | レビュー | 
|---|---|
| ソールの硬さ |       ミッドソールがやや硬い  | 
| クッション性 |       最高レベルのクッション性  | 
| 通気性 |       フィット感が高い  | 
| グリップ性 | |
| 安定性 | |
| 軽量感 |       27.0cm→約315g  | 
シューズの性能はクッション性を重視して開発されています。
他のシューズに比べると重いものの見た目ほどの重さはなく、マショマロみたいなクッション性で軽い走りを演出できます。
前のモデルに比べても軽量感は改善されていますよ。
アッパーについては通気性に課題はあるもののフィット感に優れ、クッション性の高さと相まって楽しく走ることができます。
また街歩きなどの利用者も増加しており、カジュアルに履くこともできるシューズです。
楽しく爽やかなランニング生活を!

いかがだったでしょうか。
ランニングシューズが個人的には最も大切です。初心者だけでなくプロランナーもシューズについてはこだわりを持っています。
箱根駅伝を見ていただくとわかると思いますが、チームで契約しているユニフォームのロゴとシューズが異なるケースばかりです。
シューズはやはりこだわって愛用したいということだと思います。
一度合うメーカーやブランドを見つけてしまえば、あとは今後のシューズ選びがラクになります。
好きなシューズはランニングを楽しくするのでぜひここで真剣に考えてみてください。
最後まで見ていただきありがとうございました!
                
