暑い夏が続いていますね。
暑さに関する用語は数多くあります。
そして段々とその数を増やしています。
暑さ指数(WBGT)は1954年
熱帯夜の初出は1966年
熱中症という用語に統一され使われたのは2000年
猛暑日は2007年
超熱帯夜と酷暑については2022年8月に爆誕
意外と昔からある言葉も多いですが、増えてきたのは2000年に入ってからと最近です。
地球温暖化が騒がれているのは昔からですが、最近は暑さが限度を超えてきますよね…。
今回はそんな暑さについてまとめてます!
ブログ村に入村しました🙋!
2022年は歴史的な暑さ?
最近は、予想気温が平気で35℃を超えてきます。
時には40℃近くまで上がることもあります。
2022年最高気温トップ10
2022年の最高気温もなかなか強烈な数字を叩き出しています。笑
トップ10をご紹介します!
順位 | 地名 | 県名 | 最高気温 | 日付 |
---|---|---|---|---|
1位 | 桐生(キリュウ) | 群馬県 | 40.4℃ | 07/01 |
2位 | 伊勢崎(イセサキ) | 群馬県 | 40.3℃ | 07/01 |
3位 | 勝沼(カツヌマ) | 山梨県 | 40.2℃ | 07/01 |
4位 | 鳩山(ハトヤマ) | 埼玉県 | 40.1℃ | 07/01 |
5位 | 多治見(タジミ) | 岐阜県 | 40.0℃ | 07/01 |
6位 | 熊谷(クマガヤ) | 埼玉県 | 40.0℃ | 07/01 |
7位 | 佐野(サノ) | 栃木県 | 39.9℃ | 07/01 |
8位 | 寄居(ヨリイ) | 埼玉県 | 39.8℃ | 06/30 |
9位 | 館林(タテバヤシ) | 群馬県 | 39.6℃ | 07/01 |
10位 | 前橋(マエバシ) | 群馬県 | 39.5℃ | 06/25 |
6位までが40度を超えていますね!
ほとんどが関東地方になっており、関東以外だと山梨県の勝沼、岐阜県の多治見がランクインしています。
2022年の暑さは二段構えで来ています。
(いまのところですが…。)
6月末〜7月初旬と7月末〜8月初旬です。
暑さの理由は地球温暖化だけではない
なぜこれほどまでに強いのか?ですが、考えられる理由は以下の3点です。
- 地球温暖化の影響
- ラニーニャ現象の発生確率が高い傾向にある
- 上空の偏西風が日本付近では平年より北を流れることによって、太平洋高気圧の北への張り出しが強まる
もちろん地球温暖化の原因もありますが、それだけではないようですね。
③についてですが、「太平洋高気圧の北への張り出しが強まる」ことにより日本付近には、南から暖かい空気が流れ込みやすくなるため高温傾向へとなるそうです。
ちなみにこの影響を受けたのは今年だけでなく、2018年や2017年は同様の影響を受けています。
2018年は、史上最も早く6月29日に梅雨明け、7月23日には埼玉県熊谷市で日本歴代1位となる最高気温41.1℃を記録した年です。
世界は100年で約0.75℃上昇している
グラフを見てみると分かりますが、世界の年平均気温は波打つように変動しながらも上昇しています。
100年単位だと0.73℃ほど上昇しているようです。
ちなみにですが、北半球が0.77℃/100年と南半球の0.68℃/100年より上昇率が高くなっています。
特に北半球の中緯度の地域が高くなっています。
日本は100年間で約1.3℃上昇している
続いて我が国、日本について見ていきたいと思います。
日本はこの100年間で1.28℃上昇していることが分かっています。
特に1990年代以降、高温となる年が頻出しており、正偏差(基準値は1991〜2020年の30年平均値からのどれくらい+か)が大きかった年のトップ5は以下の通りとなっています。
- 位 :2020年(+0.65℃)
- 位:2019年(+0.62℃)
- 位:2021年(+0.61℃)
- 位:2016年(+0.58℃)
- 位:1990年(+0.48℃)
世界の年平均気温よりも上昇率が高いのはなぜなのでしょうか?
その理由としては、気温上昇率が比較的大きい北半球の中緯度に位置しているためと考えられているようです。
さらに日本がある北半球中緯度は、昔から人間にとって心地よい環境の地域で、人間活動が活発です。そのため二酸化炭素濃度も高くさらに高い気温上昇率となっています。
気温上昇は日本各地で起こっている
よく東京の気温上昇については取り上げられることもありますが、地方でも気温上昇は起こっています。
上記は各地域の主要な都市についての気温変動についてまとまっています。
東京などの都市については高層ビルなどの建物の影響でヒートアイランド現象などの影響を受けていますが、それを除いても温暖化はしているということですね。
この100年単位での上昇率トップは、福岡県の+2.4℃となっています。
続いて埼玉県・愛知県の2.2℃です。
世界平均が約0.75℃ですので、高い上昇率です。
暑すぎる!猛暑日は増加中
上記のグラフは、全国の猛暑日の年間日数の経年変化(1910~2021年)を示したものとなります。
※棒グラフ(緑)は各年の年間日数を示す(全国13地点における平均で1地点あたりの値)
※太線(青)は5年移動平均値
※直線(赤)は長期変化傾向(この期間の平均的な変化傾向)
※全国の13地点(網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、銚子、境、浜田、彦根、多度津、名瀬、石垣島)は、都市化の影響が比較的小さく、長期間の観測が行われている地点から地域的に偏りなく選出
まず「猛暑日」とは、最高気温が35℃以上に達した日のことを指します。
上記してますが実はこの「猛暑日」ですが、使用されたのは2007年4月と最近のことなんです。
このことからも暑くなっていることが窺えますよね。
そして「猛暑日」が、全国的に日数が増加しています。
”1910~1939年”と”1991年~2021年”の平均日数を比べると
★真夏日は、約35日→約41日
★猛暑日は、約0.8日→約2.5日
に増えています。
真夏日もですが、猛暑日については本当に危険な暑さです。外に出たくなる季節でもありますが万全の暑さ対策をしていってくださいね♪
いよいよ夏本番!オススメの暑さ対策特集 夏の暑さを乗り切る必須アイテム”アイスリング”の人気商品や口コミをご紹介♪寝られない!熱帯夜は増加している
上記は、全国の熱帯夜の年間日数の経年変化(1910~2021年)を示したグラフです。
※棒グラフ(緑)は各年の年間日数を示す(全国13地点における平均で1地点あたりの値)
※太線(青)は5年移動平均値
※直線(赤)は長期変化傾向(この期間の平均的な変化傾向)
※全国の13地点(網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、銚子、境、浜田、彦根、多度津、名瀬、石垣島)は、都市化の影響が比較的小さく、長期間の観測が行われている地点から地域的に偏りなく選出
最近は、最低気温がやっと30℃を切るような日もでてきています。
そもそも25℃という状況ですら寝辛くなります。
その熱帯夜が1910~1939年と、1991年~2021年の平均日数を比べると約9日→約23日に増えています。
猛暑日と熱帯夜を見比べていただくとわかると思いますが、猛暑日よりも熱帯夜の方が増加率について高くなっています。
最高気温よりも最低気温の方がこの100年で高くなっているとのことです。
夜の寝苦しさは非常に辛いです…。
睡眠の質にこだわる人が今増えています!テレワーク推進で勝浦に熱視線?猛暑知らずの街
最近、テレビや新聞といったメディアで取り上げられることは増えた千葉県勝浦市は「#100年猛暑日知らずの街」として涼しさで街をPRしています。
勝浦市は夏は涼しく、冬は暖かいという年間を通して過ごしやすい気候であり、観測史上一度も猛暑日(35度以上)を記録したことがない街です。
千葉県勝浦市移住・定住ポータルサイト
東京が35度を超えている時でも、同じ関東なのにたまに30度を超えるぐらいの感覚で、最低気温は20度を切ることもあるそうです。夜なんかは涼しいを通り越して少し寒いなんてことも。
理由は、夏に海から吹く風は黒潮が流れてくる太平洋上から吹いてきます。夏場の黒潮の水面温度は25℃くらいしかないため、日中も気温の上昇が少ないようです。
同じような環境として千葉県銚子市があります。
コロナ禍の影響でテレワークが推進され、出社義務が少ない企業もあります。
そのような企業にいる社員がより住みやすい環境を求め、その求めることの1つとして夏場の暑さもあり、勝浦の注目度が上がっているということでした。
海も近いし、少し離れているとはいえ、都内に近いエリアのため尚更ですよね。
まとめ
毎年、毎年夏が来るたびに暑くなっているような気がして昔もこんなだったかな…。とか思いますが、確実に熱くなっているようですね。
注意すべきは、熱中症などです。
特に最低気温の上昇は寝ている時の熱中症を気をつけるレベルにまで達しています。
暑さ対策には抜かりなく注意してこの暑い夏を乗り越えてほしいです!
夏は暑くたまに危険ではありますが、夏休みもある楽しい時期です。ぜひ楽しい夏にしてほしいなと勝手に思っています!笑
あ、こちらもよかったら見てください♪
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最後まで見ていただきありがとうございました!