やる気がでない?最強のモチベーション、内発的動機づけとは?

この記事で紹介していること

やる気が出ない。

モチベーションが保てない。

そんな時に有効なのが「内発的動機づけ」です♪

今回はこんな仕事や勉強など頑張りたいけどなかなかモチベーションが上がらないという人のヒントになればと考えています!

やる気を削ぐような要因はたくさんあります。
一方、やる気が上がる要因はサッと考えてみるとそこまで多くないですよね。

自分のやる気を上げるのも難しいのに、他の人のやる気を上げることなんてとてもじゃないですが、手に負えませんよね。笑

もちろんお金などのもので釣るということは考えられますが、長くは続きません。

今回はそんなコントロールが難しいやる気・モチベーションについて見ていきます!

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動機づけ=モチベーション

「動機づけ」はあまり聞き慣れない言葉だと思います。

わかりやすい言葉だと「モチベーション」です。

行動をするための要因であり、目標や目的に向かって行動を持続させるための機能のことを指します。

例えば…、

「怒られる!→勉強しなきゃ!」

「昇格したい!→頑張って仕事しよう。」

「お腹へったな。→おやつを食べよう!」

みたいな感じで『行動要因→行動』へと至ります。
この前半部分が動機づけですね。

「お腹へった」も動機づけ?生理的動機づけと社会的動機づけ

「動機づけ」は大きく、2つに分類できます。

  • 生理的動機づけ
  • 社会的動機づけ

それぞれ簡単にまとめてみます!

生理的動機づけ

「生理的動機づけ」は、生存本能みたいなものです。

「お腹が減った→食べ物を探す、食べる」のように生きるために行動する要因のことを指します。

意外と意識しない部分になるため分かり辛いですが、基本的に私たちの行動には要因がありますよ!

社会的動機づけ

「社会的動機づけ」は、「生理的動機づけ」以外のモチベーションとなるものを指します。

「名誉を得たい」や「有名になりたい」などですね!

そしてこの「社会的動機づけ」なんですが、更に3つに分類することができます。

その動機づけがどこからくるものなのかによって変わっていきますので見ていきましょう!

社会的動機づけの種類?

改めて「社会的動機づけ」は、その動機づけがどこからくるのかによって以下の3つに分類できます。

  • 達成動機づけ
  • 外発的動機づけ
  • 内発的動機づけ

達成動機づけ

「達成動機づけ」とは、評価される状況において、ある程度高い目標を掲げ、障害を克服してその目標の完遂に努力しようとする動機づけのことです。

難しすぎる目標やひとに「絶対ムリだよ」と言われたりするとなぜか「やってやる!」とやる気が湧くことありませんか?

私は天邪鬼のように思ったりするのですが…。笑

名誉や物のためではなく、目標の完遂に向けて湧き上がるやる気の正体が「達成動機づけ」です。

例えば「合格率5%の難関資格にチャレンジしたい」なんかがこの動機づけになります。

外発的動機づけ

「外発的動機づけ」とは、義務や賞罰、強制などの自身の外からもたらされる動機づけのことです。

「怒られるから」とか「昇格のために!」といったものがこの「外発的動機づけ」となり、「内発的動機づけ」とは異なり、行動によってもたらされる何らかの結果が目的となります。

例えば、「テストで高得点を取るためにする勉強」や「ボーナスアップのために仕事を頑張る!」というものがここに当てはまります。

この「外発的動機づけ」は目的によって動機づけ具合が弱いものもあれば、自身の目的が一致しているなどの場合、強まることもあります。

また「外発的動機づけ」とこの後説明する「内発的動機づけ」は両立することが可能になります。

内発的動機づけ

「内発的動機づけ」とは、興味や関心など、賞罰に関係せずに自身の中で高まる動機づけのことです。

例えば、「楽しいからゲームをする」などがここに当てはまります。

そして「内発的動機づけ」はもたらせる行動が持続的かつ効率的である可能性が高いと言われています。

幼少期の子どもは「内発的動機づけ」の塊です。笑

興味や関心に溢れているため成長速度が早いんです。

この「内発的動機づけ」を意識してできるようになると物事の見える景色が変わってきます。

ですので改めて今回はこの「内発的動機づけ」をテーマに進めていきます!

日本人は動機づけが苦手?依然として低い働きがい

少し話がズレますが、日本は「働きやすさ」は年々上がっています。

その一方で「働きがい」は低下しているそうです。

信用評価会社のクレジット・プライシング・コーポレーションが定量化した日本の「働きがい」スコアを見てみると、2012年5月を100とした場合、2022年5月は88.5と大きく低下していたそうです。

この10年で10%以上、低下していますね…。

【会員限定記事】「働きがい」沈没 日本企業に迫る危機/日本経済新聞

また仕事に熱意を持ち、会社に貢献したいと考える日本企業社員の割合は、56%という調査結果も…。

この割合、高いと思いますか?低いと思いますか?

私は意外と高いと思ったのですが、世界から見ると圧倒的に低いようです。

数値としては他国と比べて10%以上低く、統計をとった23カ国の中で過去6年間最下位が続いています。

働き方改革が進み、長時間労働の是正、有給消化率の向上などといった働きやすさは改善されていますが、働きがいは一向に良くならないという状況ですね。

【会員限定記事】「働きがい改革」道半ば「仕事に熱意」6割弱どまり 海外と差埋まらず/日本経済新聞

賞罰や待遇面などだけの向上ではモチベーションは、なかなか上がりにくいということですね。

学生においても夢などがなく、頑張る意味を見いだせない子が増えていたりします。

なにが言いたいのかですが、日本人は比較的「動機づけ」づくりが下手なのだと思っています。

その動機づけについて少しでも理解が進むとよりモチベーションを高く保ちやすくなると考えています。

結果に繋がる内発的動機づけの正体とは?

「内発的動機づけ」は興味や関心など、賞罰に関係せずに自身の中で高まる動機づけのことです。

そして「内発的動機づけ」によってもたらされる行動は持続的かつ効率的であると言われています。

そのため仕事や勉強に関わらず、どうしたら自分自身に「内発的動機づけ」をもたらせるのかを考えることで同じ行動でも結果が変わるのではないかと考えます!

私が初めて「内発的動機づけ」という言葉を知ったのは、高校生の時です。

当時私がしていたスポーツで有名選手のパフォーマンスがなぜ高くなるのかについての記事を見てことがきっかけです。そこに書いてあったことは、

「本当に強い選手は、内発的動機づけをする力がある」

そう書いてありました。
(間違っていたらすみません…。)

どの世界においても「内発的動機づけ」ができる人が成果も出せて、何かがあったとしても動じない強さを持っていると知って、必死に頑張ったものです。笑

そんなこともあり、私自身、比較的にモチベーションのコントロールが得意だと自負しています!

「外発的動機づけ」じゃダメなの?という疑問が出てきませんか?

内発的動機づけの強みは変化に強いこと

「外発的動機づけ」はよく「内発的動機づけ」と比較されます。

目標のゴールがある動機づけが「外発的動機づけ」になります。外部からの賞罰などが要因です。

「外発的動機づけ」が悪い動機づけということでは全くありません。

問題は「多少の賞罰ではやる気が上がらなくなってくること」と「目標達成後は、モチベーションを維持することが困難になってくるということ」です。

ボーナスのためにずっと頑張り続けられる人ってそんなに多くないですよね…。

また社会は変化しています。

言われたことだけやれば良かった時代から自分で考えて行動することが求められる難易度の高い要求をされる時代へとです。

こういった流れからも「外発的動機づけ」だけでは厳しい状況へと進んでいる要因になっています。

一方「内発的動機づけ」は基本的に外部の変化に左右されることがほとんどありません。

むしろ変化をプラスに変える力になってくれます。

「好きだから」「興味があるから」「楽しいから」など童心に帰るかの思いが大切になっています。

状況としては、物事の決定を自ら上記のような思いで選択をしている状況です。

また「内発的動機づけ」から始まる行動は、効率的かつ効果的と言われています。同じ行動でも何が動機なのかによって結果は変わるかもしれないのです。

内発的動機づけをコントロールする時に必要な4つこと

まず「内発的動機づけ」は他者からもたらせるものではないため、他人から促すことは困難です。

また気がつくと「外発的動機づけ」になっていたり、そもそも興味ないことに興味を持とうとすることは非常に難しいですよね…?

以上のことからも後発的に「内発的動機づけ」を促すことは難しいことだと分かりますね。

よく「内発的動機づけ」のときに以下の法則・理論を一緒に語られることが多いです。

  • マズロー法則
  • 自己決定理論

この2つについて考えると大切なことが4つあるのではないかと思います!

  1. 所属意識・・・集団に所属したい。誰かの役に立ちたい。などの心理です。集団の中でお互いに尊重をしあっていくことで所属意識が生まれ、モチベーションに繋がります。
  2. 承認・・・自分はできると思いたい気持ちは誰にでもあります。そのために誰かに認められたい。役立っていると思われたい。などの意識からモチベーションが高まります。
  3. 自立・自己決定・・・自ら選んで主体的に動きたいという思いです。他者に影響されることなく行動したいという思いは、ときに大きなモチベーションとなります。
  4. 興味・関心・・・好奇心は大きな原動力です。何かを知りたいという欲求はモチベーションへと繋がります。

以上のようにまとめました。

どの項目もなにかの「欲求を満たしたい」というところが原動力になっていると考えられます。

人によって、どこに響くのかは違います。

いきなりは無理だと思いますが、自分自身でどこが響くのかを考えてみることでモチベーションを管理しやすくなりますよ!

まとめ

結果を出すことはどの世界でも難しいことです。

よく「継続は力なり」と言いますが、結果を出す上で必要なことはやはり継続ですよね。

そして継続をする上で必要なのがモチベーションです。

こじつけ感はありますが、結果を出すにはある程度のモチベーションが必要だと考えています。

そして「内発的動機づけ」は無理やり頑張らなくても、そのモチベーションだけで成長できるかもしれない1つの力だと考えています。

逆に「外発的動機づけ」でしか行動できない場所なのであればいずれ行き詰まってしまうかもしれません。

段階的でもいいので「たのしさ」や「興味」というところにモチベーションを移行していけるといいのではないでしょうか?

今回はここまでです。
最後まで見ていただきありがとうございました!

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