あなたは普段、「脳が疲れているな〜」と感じることはありますか?
今回ご紹介するのは、第一工業製薬株式会社が行った調査です。
『脳疲労と睡眠に関する調査』結果の中で、日常的に脳が疲れている方が6割もいることがわかりました。また脳の疲れがどういったところからくるのかについても調査しています。
調査結果を見る中で私自身も思い当たる節がありました。面白い調査ですのでぜひご覧ください。
それではご紹介していきます!
※この記事は、@Pressに掲載されているこちらのページを参照しています。
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調査概要
■調査名
『脳疲労と睡眠に関する調査』
■調査元
第一工業製薬株式会社
※コーポレートサイト:https://www.dks-web.co.jp/
■調査対象
全国の20代~60代の男女500名
■調査方法(期間)
インターネット調査(2022年9月5日~9月6日)
※調査会社:株式会社ネオマーケティング
脳疲労を感じている方は6割超
- 日常生活で脳の疲労を感じることはありますか。
- 感じる(60.8%)、感じない(39.2%)
日常生活の中で脳の疲労を感じることはあるかという質問です。
結果として、感じ方に差はあるものの6割を超える方が「脳疲労」を感じていることがわかりました。
※感じる:非常に感じる・感じる・どちらかというと感じるの合計
「脳疲労」というものがどういうものか定義していませんが、「脳が疲れているな…。」と思っている方が多いと分かります。
ちなみに「脳疲労」の症状として次のようなものがあるそうです。
- 記憶力が低下してきた
- 頭の中で判断→実行に移すまでに時間がかかるようになった
- ボンヤリする時間が増えた
- 目が疲れる、乾く
- 朝までぐっすり眠れない
- 朝起きるのが辛い
- 食事を楽しめない、美味しいと感じない
- 便秘がち
- わけもなくイライラする
- 飽きっぽくなってきた
※参考:ユンケル/コラムの紹介
「え、そんなものも?」というものも含めて多くの症状があるようです。
放って置くとより深刻な症状が出てくるようですので早めに対処していきましょう。
脳疲労エピソード10選
・人の名前が全然出ない(32歳男性・愛媛県)
・ズボンを前後ろ反対に履いていることに気付いた。数日後も同じことをしていた(22歳女性・奈良県)
・何事にも集中できない。物忘れが多い、家にあるのに同じものをいくつも買ってしまう(29歳女性・香川県)
・仕事をする際に、集中力が途切れて業務をミスしてしまう事が多い(24歳男性・沖縄県)
・矢継ぎ早にアレコレ質問されると、脳が処理できなくなることが増えたように感じる(39歳男性・千葉県)
・常に考え事ばかり頭の中をぐるぐると休まりません(34歳女性・山形県)
・しっかり寝ているはずなのにぼーっとして集中できない(41歳女性・埼玉県)
・何個かやらなければならない時、一つのことが終わって次をやらなければと思った時に、何するんだっけと忘れてしまう(51歳男性・千葉県)
・突然眠くなることがある(63歳女性・神奈川県)
・目覚めてすぐなのに頭痛がしたこと(27歳女性・福岡県)
第一工業製薬調べ
ぼーっとしてしまったり、物忘れ・人の名前が出てこないときに脳疲労を感じることが多いようです。
またミスをしてしまうときにも感じるようです。
脳疲労の原因第一位は睡眠不足?
- 脳疲労の原因は何だと思いますか。
- 1位:睡眠不足(58.9%)・2位:仕事のストレス(45.1%)
こちらは「脳疲労を感じている人にその原因は何だと思うか」の結果となります。
その結果、約6割の方が「睡眠不足」と回答していました。つづいて「仕事のストレス」、「対人関係のストレス」となっています。
ストレスを抱えている方も多く、そのストレスが「脳疲労」を呼び込んでいる原因の1つと推測できる結果となりました。
ただそれ以外にも「スマートフォンの使用」「パソコンの使用」や、「運動不足」と現代社会の生活が反映されるような結果も見られます。
特に最近は、「スマホ脳疲労」という言葉も出てきており、ストレスももちろんそうですが、デジタル機器を扱う時間が多くなったことによる「脳疲労」も多くなっています。
ストレスを抱えている人は7割超?
- 日常生活でストレスを感じることはありますか。
- 感じる(76.4%)、感じない(23.6%)
ここからは「脳疲労」の原因と多くの方が考えている睡眠とストレスについての調査となります。
まずは日常生活でストレスを感じているかどうかについての質問です。
日常生活でストレスを感じている方は、全体の3/4以上もいることがわかりました。
※感じる:非常に感じる・感じる・どちらかというと感じるの合計
思っている以上にストレスを日常生活で感じる方が多いことがわかる結果でした。では睡眠についてはどうなんでしょうか?
睡眠時間の平均で最多は7時間
こちらは日々の睡眠時間の平均をたずねた結果となります。
最も多いのは、「7時間(20.6%)」。僅差で「6時間(20.4%)」という結果です。
半数以上が6〜7時間の睡眠を確保できている一方で、6時間未満の睡眠時間の方も多くいることがわかります。
ではこの結果についてどの程度回答者は満足しているのでしょうか?
睡眠の質に約6割が満足できていない
- 自身の睡眠の質に満足していますか。
- 満足している(32.4%)、満足していない(58.6%)
こちらは睡眠の時間ではなく、自信の睡眠の質に対する満足度を聞いた結果です。
グラフのオレンジ色2つが「満足」、青色2つが「不満足」を示します。
青色の方が多く、半分以上の方が満足できていないことが分かる結果となりました。
なお、「睡眠の質に満足していない理由」は以下の通りです。
睡眠に満足していない理由として「熟睡できない」と感じている人が半数以上という結果でした。
つづいて「夜中に目覚めてしまう(48.5%)」「寝つきが悪い(45.4%)」にも半数近くの回答が集まり、ひとりがいくつも選択していることが分かる結果にもなりました。
ストレスと睡眠、脳疲労の関連性は?
まずは「ストレス」と「睡眠の質」の関連性です。
一目瞭然ですね。
日常生活で「ストレス」を感じる方は、「睡眠の質」への満足度も低い結果となっています。
逆も然りです。
つづいて「脳疲労」とそれぞれの関連性を確認していきます。
左図:「脳疲労」と「睡眠の質」の関連性
脳疲労を感じている方は、「睡眠の質に満足している」に比べて「睡眠の質に満足していない」の方約1.5倍多いことがわかります。
右図:「脳疲労」と「ストレス」の関係性
脳疲労を感じている方は、「日常生活でストレスを感じない」に比べて「日常生活ででストレスを感じる」の方が約2.8倍も多いことがわかりました。
どちらかといえば、「ストレス」の方が関連性があり、「ストレス」を感じやすい方が「脳疲労」を感じやすいという結果となりました。
ただ日常生活でストレスを感じているほど、睡眠の質に満足していないという結果もありますし、睡眠の質に満足していない方が脳疲労を感じやすいとも出ています。
そのため、良い睡眠・ストレスをためないようにするということは脳疲労を減らし、健康に繋がると考えられます。
記憶力の低下が脳疲労を生む?それとも…。
- 日常生活で、記憶力の衰えを感じることはありますか。(全体→脳疲労体感者)
- 感じる(63.3%→74.3%)・感じない(36.2%→25.6%)
※感じる:非常に感じる・感じる・どちらかというと感じるの合計
「脳疲労」を感じるエピソードで多く出ていた物忘れや人の名前が出てこないというところで記憶力についても調査を行っています。
左図は全体をまとめたグラフ、右図は日常生活で脳の疲労を感じる人のみを抽出したグラフです。
全体を見ても、6割を超える方が日常生活で記憶力の低下を感じているという結果で驚きですが、「脳疲労」を感じる方は約3/4の方が記憶力の低下を感じており、関連性が見受けられます。
年代別に分けて考えるとまた違った結果が出てきそうですが、「脳疲労」を感じる方は、全体と比べると記憶力の衰えを感じている方が多い傾向でした。
記憶障害や認知症はみんな不安
- 将来、記憶障害や認知症への不安はありますか。
- ある(54.0%)・ない(46.0%)
※ある:ある・どちらかあるの合計
記憶力に関連して、将来、記憶障害や認知症の不安があるかどうかを聞いたところ半数を超える方が不安があると回答しました。
思っている以上に少なくはありますが、少なからず不安があるということがわかりました。
脳疲労を感じた際の対応策は?
こちらは「脳疲労」を感じた際になにをしているかを聞いた結果となります。
最も多くの票が集まったのは「睡眠時間をとる」でした。約6割の方が選択し、睡眠不足が関連していると考える方が多いようです。
あとは「ストレスをなくす」動きをしている方も多く、「運動をする」や「一人になる」などストレスに関連しそうな行動をとる方も多数いるという結果でした。
また「栄養補給にサプリメントや栄養剤を摂取する」方も一定数いることがわかり、昨今の機能性表示食品市場の活発化の背景が伺えます。
約半数がサプリメントを飲んでいる
右図:「普段、サプリメントを飲んでいるか」のグラフ
毎日飲んでいる方は全体の約1/4という結果です。
回数について不問としても約半数の方がサプリメントを飲んでいることがわかりました。
左図:「サプリメントを何のために飲んでいるか」のグラフ
最も多かったのは「疲労軽減・疲労回復」でした。そして「健康の維持」とつづいています。
「疲労軽減・疲労回復」についてはドリンクタイプも多く、CMなどでも見る機会が多いため身近に感じやすいのかもしれません。
サプリメントだけでなく、最近は上記していますが機能性表示食品も多く販売されています。
サプリメントは薬と考えてしまう方も多いようですが、機能性表示食品はあくまで食品というイメージが強くて取り入れやすいようです。
そこで何点か今回出てきた悩みに対する機能性表示食品をご紹介していきます。
レビューをしているものもあるのでご覧ください。
ストレスに関わる機能性表示食品
ストレスに関わる機能性素材といえば「GABA」ですね。
例えばグリコの『メンタルバランス®チョコレート GABA』が有名です。
その他にも乳酸菌を利用した商品や「GABAの含有量を増やしたトマト」といった商品が販売されています。
こちらは食塩も無添加で健康にもよくおすすめの商品です。
ただ最近では「睡眠の質向上」に関連した商品が多いため下記にて改めてご紹介します。
記憶力に関わる機能性表示食品
実は「GABA」も記憶力に関わる素材です。
記憶力に関わる機能性素材は思っている以上に多くあり、例えば「EPA・DHA」といった有名所や「クルクミン」、「イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトン」といった聞いたこともないような素材もあります。
サプリメント系の商品が多いことが特徴です。また卵やしめ鯖などの生鮮食品もいくつか販売されています。
手軽に取りやすい加工食品としてはお茶(テアニン)やヨーグルト(乳酸菌)、ガムなどがあります。
数は少ないですが、「GABA」や「テアニン」など下記でご紹介もする製品と含まれる機能性素材でも補えるものもあります。
睡眠の質に関わる機能性表示食品
「睡眠の質向上」系機能性表示食品と私は勝手に呼んでいますが、最近はこの「睡眠の質向上」系機能性表示食品が非常に増えています。
そして多くの機能性素材が上記の「ストレス」や「記憶力」にも関わってくるものでもあります。
そう考えるとこの「睡眠の質」・「ストレス」・「記憶力」は人体として関わりの強いことなのかもしれないですね。
有名な機能性素材は以下の通りです。
- GABA(ストレス・記憶力)
- テアニン(ストレス・記憶力)
- 還元型コエンザイムQ10(ストレス)
- 乳酸菌シロタ株(ストレス)
他のもいくつかありますがそのほとんどがサプリメントでの販売です。
上記4つの素材は加工食品での販売も多く、摂取しやすいと思います。
有名な商品は「Yakult1000」や「森永 睡眠改善」などがあります。私自身もレビューを行っていますのでぜひご覧ください。
※そちらから販売サイトへもとぶことができます。
サプリメントももちろん効果を感じることはできると思います。
ただ加工食品については、普通に美味しく食べられる(飲める)というメリットもあります。どうせなら楽しんで摂取できる方がいいかと思います。
ぜひお試しください。
今回は「脳疲労」に関連する調査をご紹介しました。
私は情報量が多くてキャパオーバーになったときに「脳疲労」を感じます。
あまり今回出てきた睡眠の質や記憶力といった面については感じませんが、いかがでしょうか?
自身の力のみで解決することができますが、最近ではサプリメントや機能性表示食品も多数販売されています。上手に利用することで生活を豊かにできるのではないでしょうか。
今回も面白い調査でした。
最後までありがとうございました🙇